「 relationship 」

 

 

社会開発委員会

 委員長 荒木友博

  

 

 厚生労働省の発表によると、箕面市民は近畿圏に於いても高寿命を誇り、元気に過ごせるまちづくりに従事した成果を出しています。しかし、社会全体における高齢化と核家族の増加や、情報技術の発達による「人と人」から「人とモノ」での関わりが広がり、何気ないふれ合いでもある、違う世代・属性の人との偶然の出会いが減少している傾向は、箕面市も例外ではありません。結果として、昨年の災害では避難勧告が出た際も、自分一人で動くことができなかった高齢者が多数いました。よって、家族のように明るく日々を過ごし、様々な立場の方とつながりをもち、助け合える環境をつくる必要があります。

 

 まずは、様々な地域の支援活動に携わってきた方と、支援する大切さや、行動することの大切さを学び、地域社会の現状を知るために、2月定例会を開催します。そして、地域に必要とされる環境や場所を再考し、それぞれが違う目線でも、誰もが同じ場所にいることの重要性を地域の方と感じ、それを以って生まれる効果を共有し、絆を深めるために、6月定例会を開催します。さらに、様々な立場の方とつながりをもつ事業に向け、メンバーの意識統一を図るために9月定例会を開催します。また、相手のことを肌で感じ、家族のように、多世代が交流できる『コミュニティーフェスタ』を開催し、先入観だけで決めつけるのではなく、相手の立場になって考え、支え合える環境づくりを行い、相互理解につなげ、同じ場所でコミュニケーションをとることの重要性を発信することで、信頼関係の構築につなげます。そして、人を大切にする場の在り方が地域をこえてさらに多くの広がりになり、メンバー一人ひとりが、何気ないふれあいの中にこそ生きる喜びや幸せを感じとれるような環境を目指します。さらに、事業をすることの必要性を感じ、その想いが何を残していくのかを考え、時代に沿ったまちづくりを形成できる気持ちを養います。

 

 箕面を取り巻く環境を捉え、これまで知ることなく過ごしてきた世界や、人を知ろうとする気持ちこそが、明るい豊かなまちづくりの原点です。互いに尊重し、どんなときも心を寄り添わせ、相手の立場になり助け合い、「支え合う心。助け合う気持ち。~やさしさがつなげる豊かな社会の創造~」を実現します。

 

 

<事業計画>                             <実施月>

1.担当定例会の企画・運営・実施                  2・6・9月

2.様々な立場の方とつながりをもつ事業の企画・運営・実施          9月